ゴンダール|コーヒーとインジェラと危険な床屋
ティナステリン!
ゴンダール有数の観光地であるゴンダール城と教会は行って来たので、
続いては近隣をぷらぷらしようと思います。
スーダンに比べるとロバが圧倒的に増えましたな。
歩いていてもそこら中ロバだらけです。
荷物を運んでもらったりと、
エチオピアの生活に必要不可欠な存在であるようでした。
哀愁漂う感じがたまりませんな。
あとはエチオピアと言えばコーヒー。
街の至るところにカフェがあります。
エチオピアは一説によるとコーヒー発祥の国とも言われています。
中南米を周った際にそのほとんどの国がコーヒーの名産地となってましたが、
大半の国ではコーヒーを飲む文化がそれほど成熟しているようには見えませんでした。
エチオピアの人々は自国のコーヒー文化に誇りを持っているようで、
現在もコーヒーセレモニーと呼ばれている儀式が店先や各家庭で行われています。
日本の茶道的立ち位置らしいですね。
街で何度も見かけました。
このお店で飲んだときはコーヒー1杯15ブル(約90円)。
安いし美味しい。
酸味が強いんで人によって好き嫌いがあるかもですけどね。
あとはエチオピアと言ったらこれでしょうか。
そうです。
「見た目はぞうきん、味はゲロ」という
旅人の間ではおなじみのキャッチコピーで知られているインジェラです。
発酵させているんで酸っぱいですね。
できたてをそのまま食べればいいんじゃねえのと正直何度も思いました。
知り合いにだまされて、
インジェラデビューをフルフルにしてしまったのが失敗でした。
「インジェラinインジェラ」という恐怖の料理です。
インジェラの包みを開けた先にはなんと、
さらにインジェラが待っているという意味不明なあれです。
この後何度もインジェラを食べる中で最終的にはインジェラのことが好きになったのですが、
当初はあんまりでした。
初戦の相手にはレベルが高過ぎました。
と、こんな感じでゴンダールでまずエチオピアの定番を堪能しました。
この後他のアフリカ諸国を周って感じましたが、エチオピアは
文化が独特で面白かったですな。
あの教会で見かけたものに似たデザインもよく見かけました。
味がありますな。
非常に脈絡のない記事ですが、そういえばゴンダールでは
髪も切りました。
街中で美容院を見かけたのがきっかけです。
ちなみにこの美容院で切ろうとしたのですが、女性のみで男性不可でした。
や、やむなし。
こうして辿り着いたのがこの床屋です。
このSAMSUNGのユニフォームを着ているのが、
本日ぼくのカットを担当してくれる店主です。
オーダーとしては現状の髪型のまま、2センチくらい短くしてほしい、と言ったのですが、
最初バリカンだけで何とかしようとしましたからね。
美容師経験のない僕でもさすがに厳しいのがわかります。
まず彼自身がボウズですしね。
ハサミもお願いしないと使ってくれる感じではありませんでした。
何やねんここ!
サンプルを見て納得しましたがボウズ派生系の髪型専門の床屋っぽかったです。
ローカルの床屋こんなところばっかですけどね。
どうりでハサミ使うの渋るわけです。
みんな髪伸ばそうぜ!
日本人が珍しいからか途中店主の息子がやってきました。
予想通りの髪型でした。
やっぱり君もボーズかね。
伸ばそうぜ!肩ぐらいまで伸ばそうぜ!
そういえば途中店主のおっさんからあれはどう?とすすめられた髪型が
あったので、見てみると
これボウズやないですか。
だからこういうのじゃないねん。
まあ英語通じないんでニュアンスのやり取りでしたが、あんまり伝わってませんでした。
これは油断してるとボウズにされそうです。
あぶねえ。
途中バリカンを持ちだした時は思わず一回ストップの声をかけてしまいましたが、
よく考えたら後ろを引き続きツーブロックにしてもらうあれだったんで、
バリカン必要でした。
疑ってすいません。
あれでした。
最初から思ってましたが、奥のおっさん誰よ。
最後まで不明でした。
あいつ誰やねん、とか思ってたらいつの間にかカット終了してました。
不安をかき立てられ期待値がだいぶ低いところからのスタートでしたが、
おかげさまで予想よりだいぶましな感じに仕上がりました。
ありがとうおっさん!
ちなみにカット代金は50ブル(約300円)でした。
物価から考えると少し高い気もしますが、全然安いんでよしとします。
ということでゴンダールを後にし、メケレに向かいます。
ありがとうゴンダール!ありがとうおっさん!