ハルツーム|お墓で踊るジキルダンス。歌い、踊り、叫ぶ。
無事外国人登録を終え、今日はジキルダンスを見に行きます。
ジキルダンスとはなんぞやですが、
詳細はよくわからないですが、スーダン伝統の宗教的な踊りのようです。
イギリスで会った旅人の方にすすめられたので行ってみることにしました。
ハルツーム市内中心部からバスで30分ほど行った場所にあります。
何でも墓地で踊るとか。
日本だと確実にアウトっぽいですね。
これは完全にお墓ですね。
みんなお墓の上を通過していってます。
正直どこからどこまでがお墓でどこからが道なのかわからない状況でした。
子どもに至ってはお墓の上を駆けまわってました。
お墓に関しての認識が日本とは違うのかもしれないですね。
少し歩くとモスクが見えてきました。
この前の広場的な場所がジキルダンスの会場のようです。
たしかに結構な人がいますね。
聞いた話だと1,000人位集まるんだとか。
スーダンは写真に厳しい国と聞いていたのですが、
みんな写真撮っていいぞ、とのことなので助かりました。
なんなら撮ってくれ、っていう人もそれなりにいましたしね。
あんまり観光客が来ないようで珍しがられましたが、
皆さん親切でした。
タマリンドジュース(1杯25円くらい)を飲んでいたところ仲良くなり、
その後コーヒーをごちそうになりました。
すぐ下のエチオピアが世界有数のコーヒー大国であるのは知っていたのですが、
スーダンのコーヒーもなかなか美味しかったですね。
そうこうしていると徐々に人が集まりだしました。
16時開始との噂でしたが、時期によって開始時刻は異なるようです。
自分が行った時は6月でしたが、18時頃に始まりました。
とりあえずすごい。
ケニアから観光に来ていたトムも驚いてました。
アフリカといえど国が違えば文化も違いますよねそりゃ。
「アッラー」「アッラー」と叫んでいます。
想像を大幅に上回る異様な光景が広がっていました。
部外者は入れるのかあれですが、聞いたところウェルカムな感じだったので、
混ぜてもらいました。
みんなで円を作り、その中で踊ります。
女性と子どもは外側でしたが、老若男女さまざまな人が集まってました。
誰もが無心で必死になって歌い、踊る。
ものすごい熱気に圧倒されました。
大声で叫んでいる人もいれば、ひたすらくるくる回る人、飛び跳ねる人。
突然走りだす人もいれば、涙を流している人もいました。
この写真の方々は衣装が他の人々と違ったので長老的な立ち位置の方々ですかね。
色とりどりの衣装で見ているだけでも楽しめました。
まさか一緒に踊らせてもらえるとは思わなかったので、
そういう観点でも期待以上に楽しめました。
すすめられるがままやってきたジキルダンス。
ですが間違いなくスーダンの、アフリカのハイライトになりました。
スーダンに行かれる方はぜひ行ってみてください。
■開催日
毎週金曜日。16時〜18時頃スタートで日没まで。
ラマダン中は休止とのこと。
■場所
ハルツーム駅近くのバスターミナルより。
Hamed el-Nil Cemetery(Mosque)行きと伝えれば行けます。
片道1.5ポンド。30分ほどで着きます。
女性の方はスカーフを持っていたほうがよさそうです。
入場料等はないです。
では!