アスワン｜20メートルもの巨像とアブシンベル神殿
サラーム！
今日はスーダンビザ以外にアスワンに来た目的である、
「アブシンベル神殿」に向かいます。
アスワンから南に約280キロ、だいたい4~5時間くらい行ったところですかね。
スーダンとの国境近くにあります。
※後日バスでスーダンに行った時アブシンベル神殿の近くを通過していきました
行き方はローカルバスで行くかツアーで行くかなんですが、
バスで日帰りで行こうとすると滞在が30分くらいになってしまう恐れもあったので、
おとなしくツアーで行きました。
その辺の情報は最後に載せておきます。
こんな感じの15人位乗れるバンで行きます。
出発はまさかの午前3時半。
は、はやくないっすか？
なんでも日中は暑くなりすぎるので、比較的気温が低い朝方に着いて、
午前中には現地を出発する、という作戦のようです。
うへー。これは寝ると寝過ごすフラグですな。
ということで一睡もせずに往復の車中で寝る感じで行きました。
相変わらずアラビア語は難しく、読める気配がしません。
そんなこんなでなんとか3時半に出発し、
予定通り午前8時前に現地に到着しました。
このあたりはテロがあったそうで、何度か銃を持った兵士のチェックポイントを通過していきます。
実際シナイ半島の方では今もテロあるみたいですしね。
エジプト行かれる方は情報収集していろいろと気を付けてください。
ここアブシンベル神殿はユネスコの世界遺産に認定されてます。
近くにアスワンハイダムっていうのがあるんですが、
それの建設時に水没しそうになったのを救済したのがユネスコ。
ダムも大事だけどこういう貴重な歴史物を容赦なくやっちゃうのが
エジプトっぽいなと話聞いて思いました笑
ここは大小二つの神殿があるんですが、上手く切断して元の位置より
60メートル上に移動させたんだとか。
まあ水没の危機にあるんなら水を避けるために上に上げるしかないですしね。
近くにはアスワンハイダム建設のために作られた、
人造湖のナセル湖がありました。
たしかにこれより60メートル下の位置にあると水没しててもおかしくなさそうです。
うむ。
閑散としてるおみやげゾーンと謎の二択を通過すると見えてきました。
アブシンベル神殿です。
とにかくデカい。
そもそもなんぞやっていう話ですが、
この神殿は古代エジプト新王国時代の第19王朝ラメセス2世によって、
約3300年前に作られました。
1813年にスイスの探検家によって発見されたとのことです。
ありがとうwikipedia先生。
そして神殿の手前でいちゃついてるカップルが邪魔なのはやむなしです。
巨像の高さは約20メートル。
いずれもラメセス2世自身を表したものなんだとか。
二体の巨像に挟まれているのは神様だそうです。
自己顕示欲の強さがうかがえますな。
中は写真撮影が禁止されてましたが、いい感じに保存されてました。
しかし数千年前に岩山を加工してこんなのを作れるなんてホントすごいですな。
滞在は2時間ほどなので、ひと通り見た後はおっさんと写真撮ったり、
あとは涼んでました。
神殿の門番をしているおっさんと。
カギ持たせてもらうのになぜかお金かかりました。
まあ2ポンド（約30円）くらいですけどね。
暑さ対策で朝早くに行きましたがこの時も確実に30度以上はありました。
犬も暑さにうなだれてました。
中見る以外は正直やることないのでこんなもんで時間的にはよかったかもしれないですね。
そんなこんなで予定通り10時半くらいには現地を出発し、午後2時前には宿に戻ってきました。
最後にツアー情報等です。
■アブシンベル神殿ツアー情報
・100ポンド（約1,500円）※ヤスィーンホテル申し込み
・午前3時半出発、午後2時頃戻り
・宿まで送迎有り
・現地での観光は2時間程度
・入場料は別途70ポンド（学割あり）
ツアーは他のホテルもやってました。安いところだと80ポンドとかもあったきがしますが
そこの宿に泊まってないと申し込めないみたいです。
あと夜はライトアップショーがあるみたいですが、ツアーだと厳しいので、
自力で行き現地に一泊する感じですね。
次回からはスーダンです。